湯殿山 南東尾根 2012年3月25日




南東尾根の疎林対を下降




 山 域  湯殿山 南東尾根 (1500m)
 山行日時  2012年3月25日(日)   
 天 候  風雪 
 メンバー  西川山岳会メンバー 13人
 行 程  志津8:30〜森林限界10:40〜南東尾根(登り返し1回)〜志津12.54 


 【概要】

 毎年恒例の西川山岳会「湯豆腐を食べる会」に参加させてもらい、翌日はあまりパットしとしない中湯殿山を目指した。総勢13名のメンバーなのだが、実は昨日の悪天候の中同じ南東尾根を目指したメンバーが多くいる。しかし、さんざん強風にたたかれて雪質も今一つだった様だが、今日は再チャレンジとなった模様。

 志津の駐車場を出発するとすでに姥沢方面への除雪が進み、すでに駐車場の近くまで到達したらしい。しかし、志津の駐車場を過ぎたあたりの国道標識を見ると、その積雪の多さがいやという程見せつけられる。

 すでに先行パーティーのトレースがしっかりとついて、昨日の酒が消化しきれない重い体を引きずりながらしんがりを務めて石跳川を目指す。ネイチャーセンターを過ぎてから先の尾根の取りつき点で先行パーティーに追い付き、ここから先は別々のコースをたどって上部を目指す。

 出発直後には湯殿山山頂付近の青空もでて期待が膨らんだが、寒気の流入が収まらないようで結局冬型の気圧配置が強まり、天候はさらにに下り気味となって山頂に立つことは怪しい雰囲気となる。

森林限界点でホワイトアウト 軽い雪でスキーが良く走る
 
 その後ブナの疎林帯を進んでゆくと上部からスキーヤーが姿を現す。その4人パーティーは月山・村山葉山の常連さんのAさん兄弟とOさん達で、森林限界から下降してきたがこれから登り返しを繰り返すらしい。自分などは1本滑ればあとはさっさと下るタイプなので、とてもこのような方々とお付き合いできるものではない。何しろ今シーズンだけでも30回は山に入っているらしい。  

 その後風雪が強まって視界も効かなくなり、結局1300mの森林限界付近でギブアップとなる。さっそく下降の準備に取り掛かってスタートすると、今日は予想以上の軽い雪で板は良く走る。3月下旬としては珍しいくらいの幸運で、思わず雄叫びが出てしまうのも当たり前。

 今日はツアーの団体さんが入っていてもノントラックの斜面に不自由することはなく、各自思い思いのコースを飛ばしてパウダーの浮力感とスピードを満喫する。あっという間のひと時が過ぎてあとは早いランチタイムかと思ったら、女性陣のKさんからもう一本の声が掛り、結局その勢いに引きずられる様にみんなで登り返す。

 到達点でランチもほどほどにしてすぐ下降に取り掛かり、南東尾根の見事な疎林帯を飛ばして降りてゆき、最後は石跳川へ降りる急な斜面で1本決めてから流して下る。風雪が強まってまともな画像は取れなくて残念だったが、下りもスキーは走り続けて間もなく志津に到着した。


人数が多くても斜面は好き放題 石跳川への急な斜面を降りてゆく
皆さん本日はご機嫌 志津の駐車場には多数の車が