月山 志津〜姥沢 2004.12.23
姥沢リフト小屋方面を見下ろす
【山域】 月山 姥沢周辺
【山行日時】 2004年12月23日(木)
【天候】 風雪
【メンバー】 単独
【行程】 志津8:20〜姥沢12:00〜姥沢リフト小屋上部1300m地点13:30〜志津〜姥沢15:10
少し雪は降ったものの相変わらずの雪不足で、蔵王、坊平、天元台 等での満足な滑りは期待できない様子。少し迷ったがどうせ滑れないのならと雪の降っている月山方面に車を進める。志津の民宿街を出た所で除雪は止まっており、周辺の積雪はおよそ40cm程。この先はトレースは無くだれも先に進んだ様子は無いが、出発準備をしているとランクルが1台上がって来た。3人のボーダーの若者達だった。その後1台の車が上がってきて、今日はこれからスノーモービルが何台か上がって来るので、スペースを開けて駐車して欲し旨。こんな時期でもボーダー、スノーシュー、スノーモービル、など結構賑わう所らしい。
新調した板はトップが120mm近いファットタイプだが、それでも歩き始めると後には膝下ほどのトレースが出来て沈んでしまう。単調な林道歩きを延々と続けるが後に続く人は誰も無く、シーズン開幕のスキー山行は今日も一人旅。西川町周辺では天候の回復を予想させる気配だったが、姥沢方面はすっかり雪雲に覆われれ絶え間ない降雪があり、最近サボった体には結構きつい筋トレとなる。途中2箇所のショートカットでキックターンしようとするするが、テールが沈んでしまって切り返しは容易ではなく結構疲れるが、幸いに風はあまり無いので歩きに支障は無い。今頃の宮城蔵王方面だったら強風にあおられ、四苦八苦しながらのシール登高を続けていただろう。
姥沢に到着してみると風は強まり、ゴーグルを取り出してさらに上部を目指す。ひっそりとした姥沢は建物が堅固に冬支度がなされ、殆ど厳冬期のように風雪に耐えながたたずんでいた。少し腹ごしらえをして歩き出す。当初はあわよくば姥ヶ岳と軽く考えていたがこの辺から計画はあやうくなり、リフト終点までとスケールダウンしてしまう。姥沢小屋付近になると積雪量は増してきて、姥沢リフト小屋周辺はすっかり吹き溜まりに覆われている。その先からはブッシュ交じりの沢を横切って左の斜面に沿って高度を上げるが、4月頃の光景とは違って沢が見られ、ブッシュが中途半端に露出しているの今頃はあまり快適な斜面に見えない。
このままリフトの終点を目指すとすれば、ブッシュ交じりの沢筋の斜面を行きことになるが、そろそろ時間も押してきたので1300m地点で終了とする。やはりスタートの時間が遅過ぎた。シールを外して今シーズン初の滑りとなるが、こんな深い雪でもフアットスキーの確かに浮力は大きく、今までのカービングタイプの板とは違う。しかし深雪と慣れない板でバランスの取り方が解らず、まだ安定した滑りにはほど遠いような状態で少しトレーニングが必要。下りはノンストップで志津を目指す。登った時のトレースは殆ど消えており殆ど歩きの状態だったが、ネイチャーセンター分岐から上部より多数のスノーシューの後が有り、ここからは殆ど滑って楽に下る事が出来た。