|
|
|
鍛冶小屋跡から山頂方面の斜面 |
|
山頂には先客のYさんが・・・ |
|
|
|
今日は曇りの天候ながら意外と視界は良好で、朝日連峰、蔵王連峰、神室連峰、そして北側には鳥海山の雄姿を望む事が出来る。ただ曇り空ですっかり覆われてしまい、モノトーンで写真写りはまったく期待できない雰囲気で残念だった。でも、まったく期待しなかった今日はは本当に得した気分で、ようやく月山も今シーズンのけじめをつけられそうで嬉しかった。
鍛冶小屋跡付近は何時もアイスバーンで苦労させられるが、今日は斜面もフラットでうるさいシュカブラも気にならず、快適シール登行で順調に越えて行く。頂上稜線になると北西からの風にさらされるが、何時ものような我慢の時間でもなくそのまま山頂を目指す。山頂に到着してみると先行のYさんが休憩を取っており、今すぐスタンバイOKの状態でやる気マンマンの雰囲気だった。
|
|
|
|
|
|
|
鍛冶小屋跡下の斜面は以外にフラット |
|
パワフル&テクニカルなテレマーカーのchidaさん |
|
|
|
|
|
|
紫灯森までは思いっきり飛ばして行く |
|
1619m地点に至る品倉尾根を登り返す |
|
|
|
まもなくシールを剥がして紫灯森を目指してスタートし、鍛冶小屋跡直下の斜面を豪快に飛ばして下りて行く。テレマーカーの2人も適度な硬さの斜面で快調らしく、比較的フラットな斜面を思う存分堪能し、あっという間に紫灯森に到着する。ここで姥沢を目指すYさんと別れ、我々は目標の品倉尾根にコースを取って下降して行く。石跳川側から見る品倉尾根はボリュームのある雄大な尾根だが、尾根を辿ってみると意外と左右に切れ落ち、北側に雪庇が張り出した緊張感のある尾根だ。南側の谷底は遥か下の奈落の底で、こんな無木立の尾根は東北らしからぬ素晴らしい光景だ。
尾根の1619mのピークで小休止をとり、3つあるコースの中で右の大斜面の続く北尾根を選択し、ビール・梅酒で体をゆっくりとほぐしてからスタートする。斜面は意外と広く豪快かつ快適で、山スキーの為にある様な三ツ星レベルのコースだ。後ろを振り返ると雄大で白く輝く月山が聳え、左手には今シーズン滑り損ねた北月山コースの長大な尾根が見える。
|
|
|
|
|
|
|
左側は奈落の底の様に切れ落ちている |
|
右の北尾根コースを選択する |
|
|
|
|
|
|
1619m地点から下の北尾根コースは大斜面 |
|
今日は沢コース(左)でも北尾根コース(右)でも良い |
|
|
|
殆ど登り返しの無いこの北尾根コースは、もしパウダーの時期だったらと思うと期待が膨らむ。品倉山を経由するコースは登り返しが辛く下りには難儀だが、逆に湯殿山スキー場からの登りコースで紫灯森を目指し、下りは北尾根コースを取ると快適な周遊コースとなるだろう。
1302mピークから左の濁沢を目掛けて下りて行き、傾斜の緩い斜面をトラバースして対岸に取り付く。まもなく杉の植林地が出てくるが雪が重く疲れる。品倉山のピークには2〜3名のスノーボーダーが見られ、我々の下降コースには彼らのものと思われるトレースが残っていた。重くて滑らない雪にうんざりしたが、このトレースは疲れの見え始めた我々には有り難い。平坦な杉の植林地をダラダラ進んで行くと、ようやく終点の湯殿山スキー場に到着した。
|
|
|
|
|
|
|
次第に重い雪となるがめげずに下降 |
|
尾根の末端はまだ遠い |