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東大巓からシール走行 |
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寒気は厳しい |
順調なスピードで進んで広い主稜線を行くとやがて左手の先に明月荘が見え、東大巓手前からコースを左にとって緩やかで広い斜面を一直線に進んで行く。明月荘は雪に覆われて2Fの入り口が塞がっており、各自スコップを取り出して除雪を行うが掘り出した扉が開かない。
仕方なく2Fの窓に鍵が掛かっていないのでそこから入ると、中の扉の内側からカンヌキがかかって開けられない状態だった。シーズン終了後に地元の管理者が2Fの扉は開けられる様にして出た筈だが、その後入った登山者が閉めてしまったのではないだろうか。
小屋に入ると風雪の世界から開放された安堵感が漲り、ようやく落ち着いて昼食の準備に取り掛かった。3月になるとこのコースは多くのスキーヤーが訪れるが、この時期訪れる人もなく静かな世界だ。
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足並みの揃ったみんさん |
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名月荘手前の広い斜面 |
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雪に埋もれた名月荘の2F入り口 |
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くじらの斜面を行く |
この明月荘から先が期待の大沢下りコースで、ほぼ真北に向かって下りてゆくロングランコースが何処までも続く。先頭は精通する柴田氏と蒲生さんに務めてもらい、その後を追うようにしてスタートしてクジラの斜面へと入る。最初は北西の風が強くて難儀したがすぐに収まり、緩い傾斜の大斜面を滑り始めると後はもう止まらない。
次第に雪は深くなって本格的なパウダーランの世界に入り、先頭は頭のなかにコースがインプットされた様に樹間のコースを抜けて行き、どんどん距離を稼いでスピードを上げて行く。その先をやや左から回り込んで出た所が忠チャン転ばしの斜面で、無木立の適度なパウダー斜面が続いている。
撮影隊の蒲生さんと上野さんに先に降りてもらい、モデルとなった我々が後に続いてディープパウダーの斜面を降りて行く。南東北で最も恵まれた雪質の吾妻連峰だが、軽い雪のスプレーを豪快に飛ばして皆さん素晴らしい浮力感に酔いしれる。
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広大な斜面を降りてゆく |
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板は行く走りスピードガ増す |
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樹林帯に入る |
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次第に深いパウダー斜面が連続する |
何処で渋川を渡渉したのか解らなかったが、林道をちょんぼして砂盛ピークの右から北斜面を下降して行く。素晴らしい樹林帯のコースをノンストップで賭け下り、滑るに従って調子が上向いて来る。このコースのパウダー狙いとしては今が最高の時期で、高度差・距離共に手応え十分のクラシックコースだ。
林道に出てからも雪は深いが板は良く走り、途中。1回のみシールを貼って少し登り返したが、間もなく吾妻山放牧場に辿り着いて小休止とする。明月荘での休憩を含めて本日僅か2回めの休憩だった。
放牧場には夥しいスノーモービルのトラックが刻まれ、急に外界の雑然とした世界が待っていた。しかし、普段余り関心しないスノーモービルだが、林道の固く踏まれたトラックベルト跡は高速道路状態で、長い林道を駆け抜ける様にして終点の大沢駅に辿り着いた。
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樹間の深いパウダー斜面 |
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忠チャン転ばしの入り口 |
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気持よくパウダーを蹴散らして一気に下降 |
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広いコースを皆さん自由に降りてゆく |
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林道も良く滑ってどんどん下降 |
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順調に大沢駅帰着 |
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