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植林地から伐採跡地を通過する |
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伐採跡地の斜面 |
葉山には珍しく3名の先客がおり、既に準備を整えた3人が先行して我々はその後に続いた。積雪は15
〜20cm程で雪質は良く期待が持てそうで、三枚平から杉の植林地を経由して東斜面を直上し、次第に深くなる新雪をラッセルして進む。
先行の3名に替わって先頭に出ると、急な斜面に喘ぎながら汗をかくところだがトップは馬力が有ってどんどん高度を上げてゆく。最近、すっかりサボっている自分は追い付くのがやっとで、しっかりとしたトレースの後を追ってようやく927mピークに到着する。
常連の阿倍さんチームの今日の本命は未滑降の927mピーク北面の急峻なルンゼ状の斜面だが、まず、午前中の雪質の良い時間帯に東斜面を1本決めてから向かう事にする。東斜面はピークしたから末広がりに斜面が広がり、多くのメンバーが滑ってもノントラックの斜面に不自由することは無い。我々も後に続いて東斜面を下りて行く。 |
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東斜面の登り斜面は急峻 |
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後続も次々にやって来る |
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高度をあげるに従い深いパウダー斜面と成る |
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今季では最も恵まれた光景 |
トップは何時もの女性ボーダーSさんの登場だが、スタートするととても女性とは思えないようなスピードの持ち主で、深いパウダーを蹴散らしながら見事なバランスで広い樹間を抜けて行く。後に続くメンバーは思い思いのコースを選んで降りて行き、250m程下降して無木立斜面まで飛ばして行く。下の杉の植林地まで下降すれば豪快だが、後の予定が有るのでここから登り返す。
殆どのメンバーはトップが150mm程のファットスキーの持ち主で、しかも今や「ロッカー」と言われるアーチベンドのない板が主流となり、新雪に載った時の浮力とスピードには抜群の性能を発揮する。雪が深くて急斜面の葉山特有のエリアでは頼もしい武器であり、パウダースキーの世界は新しい時代に入っている感がある。
ちなみに、自分の板はトップが134mmのオーソドックスなファットスキーで、スピードや浮力は勿論の事、急斜面でのシールの効き具合や深雪のラッセルでとても敵わない。
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927mピークで身支度を整える |
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早速雪質の良い時間帯に東斜面を決める |
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東面の疎林帯に飛び込む |
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広い東面にラインを刻んでゆく |
2本目のコースは阿倍さんお勧めの南斜面で、1030mピークから派生する広い尾根コースを選択する。何度か滑っているようだが、途中で間違って右の尾根を辿って行くとその下は崖になり、登り返しを強いられるので注意を要するようだ。左の尾根の分岐にはテープが巻いてあるそうで、そこを確認して左の広い斜面を下りて行く。
傾斜は葉山にしてはなだらかな方だが、スタートすると樹間が広くて快適なためすぐスピードに載ることが出来て、あっという間に分岐を通過して終点の沢筋に到達する。その間の斜面は積雪も十分で雪も軽く、距離も程々にあって滑りごたえ十分で納得の1本。
帰路は比較的傾斜の緩い対岸の尾根を150m程登り返し、比較的簡単に元の927mピークに戻る事が出来る。このコースの周辺でもショートコースなら数多くありそうで、新たな斜面にトライする楽しみも残されている。
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ロッカータイプファットスキーの実力が冴える |
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東斜面を250mほど下降 |
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東斜面の終点から登り返す |
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尾根上も快適斜面 |
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東面の広い樹間の斜面は快適 |
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恵まれた展望 |
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3本目のコースが本命の未滑降の北斜面だが、ここでGPSを紛失したことに気がついた。どうやら、東斜面の登り返し地点でジャケットのポケットから落とした様で、残念ながら北斜面にお付き合いは出来なくなり、GPS回収の為先ほどの東斜面を再び下降する事になる。
2本目の東斜面の下降になると行きはやや重くなり、午前中ほどの快適なパウダーランという訳にはいかない。斜面もトラックだらけになってしまうとやや見劣りがしてくるが、午前中の登り返し地点でGPSを回収することが出来、後は杉の植林地を降りてゆくとその先はしっかりしたトレースが残り、殆どノンストップで快適に滑り降りて大鳥居の駐車場に帰着した。
北面を狙った阿倍さんグループだったが、ピットチェックの結果1.0m下に顕著な弱層が見つかり、今回は断念して東斜面を降りてきた様だった。来年の課題と残った様だ。
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1030mピーク地点から南斜面の尾根コースを下降 |
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尾根コースは意外に広く斜度も適度で快適 |
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スピードに乗るとあっという間に谷底へ |
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150mの登り返しで927mピークへ戻る |
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