|
|
|
植林地から伐採跡地を通過する |
|
伐採跡地の斜面 |
小休止の後少し南面に下ってラインを探すが、生憎マップを忘れてきてしまって4年前の記憶が定かではない。適当な斜面に狙いを付けてスタートすると板は良く浮き、スピードに乗ってショートターンでリズム感を掴んで降りてゆくのは実に快適。気温が低い上に底が締まって斜面は安定し、降り積もったパウダーの浮力感は素晴らしい。
途中で左によってコースを修正して尾根筋を降りてゆき、250m程降った所で狭い沢筋に入って終了。この先は雪崩の予感がして何となく嫌ってしまう。よく見ると東隣りの尾根は広くて斜面が連続し、そのまま降りれば谷底まで到達しそうな様子。これが標高差430m有るという一級のラインなのだろうか?
寝正月で暮らした体に南面の登り返しはキツく、ラストで付いて行ってもロヘロになりそうで体力の低下は歴然。ようやく尾根に登り返して元来たコースを引き返し、1050m付近の尾根から下って今度は北面にトライする。
|
|
|
|
|
|
|
東斜面の登り斜面は急峻 |
|
927mショルダーピークを通過 |
|
|
|
熊棚 直径5.0cm位の枝が全てへし折られていた |
|
熊の爪痕 |
北面コースのスタート地点には赤布が有り、何度もトレースされた様子が伺える。南面に比べて標高差は少なく200m前後だが、適度な斜度と広い樹間の斜面は快適で雪質が良く、自分でもお気に入りのコースでこれが三回目となる。晴れた日でも雪質は期待出来るし、北斜面にしては珍しく範囲が広いので思い通りのラインを選んでトライ出来るのも嬉しい。
ただ、一部にはシュート状の急斜面があるが、雪崩が発生したケースも有るようで警戒が必要だ。北面コースは谷底手前まではあっという間の斜面で、思わず雄叫びを上げたくなる人も少なくないだろう。貸切状態の急峻なノントラックの斜面は数多く、スキーヤーにとってはパウダー天国という名が相応しい。
|
|
|
|
南面は崖になっている |
|
1217mピークに到着 |
|
|
|
南面の疎林帯に飛び込む |
|
南面のラインを読みながら下降 |
相方は南面・北面の2本だけでは物足りない様な感じだったが、2本も決めればもう十分なので下降に取り掛かると、元来た道には何やら多くのトレースが有り、静かな世界は突然雰囲気が変わる。往路の東斜面には既に多数のトラックが刻まれ、なんか拍子抜けしたようでガッカリしてしまう。
しかし、尾根筋からオープンバーンに続く斜面はまだ残されており、思い思いのラインを読みながらどんどん下降してゆく。2月になると急斜面に大きなブロックが引っかかっていて不快だが、今の時期ならフラット斜面で滑りは快適。やはり村山葉山の旬は1月から2月中旬頃か?でも、3月に入っても寒気が入ればチャンスは有る。
気分よく植林地を下って行くとその先で先程の団体さん10名と遭遇。聞いてみる東京からやって来たクラブの方々で、富並の地元運営宿泊施設(元小学校で1泊2食付き¥4.600程)に一泊して翌日も葉山を目指すらしい。なんでこんなマニアックな山に?
何時もの締めで大鳥居のおんどり蕎麦を食べるつもりだったが、3時ころには閉店していてそのまま帰路についた。細打ちの麺は喉越しも良く気に入っています。風呂場は狭いが今でも予約すれば¥300で温泉にも入れる模様(タオル持参)。板そば¥800で盛りも多めでキクラゲや漬物が付いてきます。
|
|
|
|
南面の登り返し |
|
北斜面を200mほど下降 |
|
|
|
底は締まって斜面は安定している |
|
今シーズン最高の一本を決めてご満悦 |
|
|
|
北面の広い樹間の斜面は快適 |
|
下ってみると東京から10名の団体さんと遭遇 |