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伐採跡地を行く |
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300mほどの無木立斜面を通過 |
尾根上を更に進むと周りは視界が急に開け、村山方面の盆地が広がって中々の景観だ。こんなに好天で視界が広がったのは今シーズン最初で、パウダー狙いよりのんびりとした尾根上のツアーが似合いそうで、軽いラッセルを続けながら烏帽子岩方面へ向かう。
朝はすっかり青空だったが尾根上では曇って風が出てきて、山頂方面はすっかり雲に覆われて未だに冬の世界が広がっているようだ。進みながら南面のコースを物色して歩くのも楽しいが、おそらく主なコースは地元山形の熱心なメンバーでトレースされ、1217mピークまでの南北の両斜面は開拓し尽くされたのだろう。
雪庇が大きく発達した尾根上を進み、1081mピークを通過すると尾根上の斜面は更に広がり、導かれるままに進んで行くと見事な1本ブナの木が現れ、その先は烏帽子岩が現れて時々雲の中から葉山のピークが一瞬姿を現す。風が強まるとこの先に行くモチベーションも下がり、ランチタイムを取って滑りの体制を整える。
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急な尾根の登高 |
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尾根上のコースを辿る |
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南面は一部切れ落ちた崖 |
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1207mピークが最終地点 |
スタートは尾根上を辿って降りて行き、1081mピークを過ぎた辺りの北斜面を狙って沢筋を目指して降りてゆく。南面と違って北面はまだパウダーを留めており、村山葉山特有の広い疎林帯の斜面はどこでもコースになる。。標高1000m前後の山でブッシュに煩わされることもなく、快適な連続斜面が谷底まで続くのは大きな魅力だ。
今日は流石にパフパフの雪とは言えないが、板は良く走ってスピードに乗り、あっという間に谷底にたどり着いてすぐシールを貼って登り返す。結局標高差150m前後の斜面を2回登り返し、今日の目的は果たしたとして後は下降に取り掛かる。
視界が効いて快適な主稜線をのんびりと流して下り、927mピークから下の東斜面の下降に取り掛かる。しかし、午後からはすっかり雪も腐ってしまい、スキーを廻す脚力と持続力が足りず、ショートターンで刻んでのんびり降りてゆく。山スキーは絶対転ばないことが重要で、どんな雪質にも対応しなければ極めることは出来ない。
フォームの美しさよりリズミカルなターンでタイミングを取り、スピードを自在にコントロールして浮力感を味わい、雪面に斬りこんでゆく様な感触が楽しい。まだまだ納得できる滑りには遠いが、特に重要なのはバランスの良さと自分では思っている。上手いスキーヤーは腰が安定して体の芯がブレる事いはない。
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1318mピーク〜烏帽子岩に至る |
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尾根上を快適に下る |
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北面1本目の谷底 |
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北面の2本目はまだパウダーが残っている |
次第に重くなってくる雪の斜面では後形を保ってトップを浮かせ、多少ジャンプターン気味に意識して板を廻して降りてゆく。ただ、日頃の不摂生が多々って足に負担が掛かり、余り長続きがしないのは困ったものだ。
村山葉山もラストシーズン間近と思えるが、寒気が入った直後だったらまだチャンスは有るだろう。今シーズンは時間がとれ無かった事と悪天候が邪魔し、何度も訪れることが出来なかったのは残念。
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927mピークから東斜面を下降 |
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東斜面は重い雪 |