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七高山方面を目指して斜上してゆく |
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まだ未滑降の千蛇谷 |
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七高山方面には人、人・・・・ |
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千蛇谷から先頭パーティーが上がって来た |
多少の風も気にならずに缶ビールを飲み干し、期待の南面大斜面の滑降に取り掛かる。外輪山から見ると目指す本白沢は判然としないが、おおよその見当をつけて大斜面に飛び出すともう止まらない。最近雨で流れた様子も無く、降り積もった新雪も無いフラットな斜面の快適ザラメ雪で、スタートするや先頭の二人はあっという間に小さくなって行く。デジカメで撮影を終わると急いで二人の後を追うが、この大斜面はスピードに乗ったロングターンが楽しい。やがて本空沢の入り口に差し掛かり、入り口でコースを一度確認してから沢筋を目がけて滑り込む。この時期の鳥海山で3人貸し切り状態とはかなり贅沢な話である。
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ザラメ化した雪でスキーが良く走る |
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ノントレースの大斜面を豪快に下ってゆく |
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大途中から顕著な本白沢を目指して降りる |
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適度に柔らかい雪は板も回しやすい |
本白沢はしばらくの緩い斜面から急斜面のルンゼに変化するが、相変わらずスキーは良く走り快適に高度を下げて行く。標高1300m付近で沢筋がやや狭まると右岸の斜面を伺い、右となりのビア沢へのトラバースポイントを確認する。もっと下れそうだが鶴間池への下降地点が見えて来たので、ここは無難に尾根をトラバースしてビア沢に入り、さらにトラバースの後南物見尾根を下降点まで下る。ここまで1200mの滑降は雪質も均一なザラメで滑りやすく、斜面はフラットで最後までガンガン飛ばして豪快な滑りを満喫できた。まったくのノントレース斜面を貸し切り状態にできるとは、我々もよほどの幸せ者に違いない。
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絶好調模様の東風さん |
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次第に本白沢の下降となる |
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緩い傾斜をロングターンで下る |
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本白沢の中間部付近 |
尾根から下は太右エ門沢廻りこんで斜面をトラバースし、ブロック雪崩を警戒しながらやがて鶴間池に帰着する。池到着すると池の水を汲んでウイスキーの水割りを作り、贅沢な時間を過ごして今日の滑りを振り返る。東風さんのザックからはブランデーも飛び出し、何時にない大人の時間が過ぎてゆく。やはりいつもガツガツと登るだけが芸では無いという事か。まろやかな味の水はこの景色に良くマッチしている。出来ることなら今日一晩だけでもこのまま滞在したいもの。いや、今度こそは別目的手訪れてみよう。ここから終点の大台野まではこれから20分ほどの急斜面の登り返し、後は快適に車道沿いに滑り続けて車に帰着する。
今回の南面コースは今まで記録らしいものは見当たらないが、上ノ台コースと異なり辛い林道歩きが無いだけ入り易く、この時期ならば6~7時間ほどで外輪山に達することが出来る。天候さえ良ければ3月頃でも日帰りが可能であり、しかも山形県側からアプローチできるという点で面白い。ただし鶴間池上部付近は地形がやや複雑で、斜面のトラバースを強いられて雪崩への警戒が必要といえる。また上部の大斜面は広大で視界が利かないと下降が難しくなる。天候判断と雪の状態次第ともいえるが、メジャーコースに物足りなさを感じる方には良いかも知れない。
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隣は上ノ台コースの下部 |
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鶴間池からは急な斜面の登り返しが20分 |
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