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馬の背とお釜斜面 |
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前方にはボーダーの先行者が1名 |
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刈田岳からお釜の構図 |
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先行のボーダーさんは丸山沢目指す模様 |
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刈田岳山頂の御神体 |
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刈田岳山頂に立ってから馬の背へ |
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誰もいない馬の背は風も穏やか |
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濁川左股源頭付近の様子 |
熊野岳避難小屋で小休止した後にお釜の斜面を目指し、下降点を探しながら降りて行くとボトムに繋がるコースが伺える。一旦左に回り込んでから斜滑降で斜面に入り、ややパックされた新雪にターンを刻む。最初は急傾斜で体が馴染まないが2〜3ターンするとすぐに慣れ、ショートターンでスピードをコントロールしながら下降する。壁の中間部で一旦立ち止まるが後はやや傾斜も緩み、今度はロングターン気味に下降してパウダーの感触を楽しんでみる。
お釜の斜面は何処からでも滑り込めるが、やはり最高点の熊野岳避難小屋からスタートするのが作法で、ここから五色岳を目指すコースはいかにも理想的。五色岳の山頂へはスキーを担いでキックステップを効かせ、15分もすると右手が垂直に切れ落ちた五色岳の山頂に立つ。山頂から見る刈田岳・馬の背・熊野岳は新鮮な光景で、今までとは別の世界に飛び込んだ様で心地よい。五色岳を過ぎると今度は様子が一変し、突然穏やかな山稜の続く意外な光景となる。山稜の肩はまるで展望台の様なポイントで、刈田岳・馬の背を真正面に仰いですばらしい光景だ。
馬の背下のお釜斜面には最近雪崩れた様子が伺え、広範囲に渡って破断面が見られてその規模の大きさを物語り、ボトムには多量のデブリが堆積している。おそらく2〜3日前に降った不安定雪が原因だろうが、これは降雪の直後の行動は厳禁という戒めであり、比較的穏やかな今日でも緊張感を実感する1日だった。
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熊野岳避難小屋からお釜の斜面へ |
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ややパック気味の斜面を降りて行く |
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あっという間にお釜斜面を降りて行く |
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熊野岳付近からの斜面は正統派のライン取り? |
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キックステップを効かせて五色岳の山頂へ |
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めったに訪れる事の無い五色岳へ |
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山頂の直下は垂直の斜面 |
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突然穏やかな山稜の世界 |
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馬の背下のお釜斜面には全面に雪崩れた跡が有った。2/8(日)の降雪後に発生したと思われる。 |
目標の五色岳東面コースは展望台から五色沢又は振り子沢に至るが、右手の五色沢の下部は沢幅が狭くなって滝があり、トラバースしても通過が困難で厄介だ。振り子沢を目指す為には左にトラバース気味に降りて行き、大きなロックバンドを通過してボールに抜けて降りて行く。中間部になると深雪になってやや重くなるが、やや後傾気味にしてトップをやや浮かしたターンで切り抜け、どんどん加速して振り子沢に繋がる尾根に立つ。
振り子沢の上部F2には意外にも先ほどのボーダーと思われるトラックが有り、下降コースは我々とは違って五色沢へ向かって下降していた。我々は振り子沢F1の氷柱を左に見て沢筋を目指し、深くてやや重めの急峻な斜面を下降し、沢幅の狭まった斜面を降りて行くと濁沢に抜ける事が出来た。しかし、先行者が五色沢から下降してきた様子は無く、いったい何処を通過していったのか?濁川を200m程下降して行くとヒヨドリ越えのコースとなり、シールを付けて急な斜面にジグを切って登り返し、150m程登ると平坦な下降コースとなる。斜面は急峻で硬いのでスキーアイゼンが欲しい所だが、膝でエッジを斜面側に思いっきり蹴り込むと流される事は無い。後はエコーライン沿いにダラダラと降りて行くと澄川スノーパークに到着して終了となる。
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ロバノ耳の向こうには南雁戸山・北雁戸山 |
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広大な五色岳東面の斜面を降りて行く |
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ややパック気味の雪質だが快適 |
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左にトラバースして振り子沢を目指す |
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ボールの真ん中を滑り込んで加速する |
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上部のロックバンドを通過して大斜面へ |