新山へたどり着く際の強風には難儀したが、北斜面は新雪も適度にザラメ化してフラットバーンが標高差800m続く素晴らしいゲレンデとなっていた。しかも、祓川の混雑(3〜400人程度はいるのではないのか?)と異なってノントレース状態で、下から上がってきた人2人を除いて贅沢な貸し切り状態。
雪不足の今シーズンだが鳥海山の秋田県側は積雪も十分で、ストップ雪や雨の縦溝など皆無の斜面は滑りも豪快かつ快適で、宿題になっていた鳥海山新山北面の滑降は出来すぎと思えるくらいのコンディションで満足。
基部に到着すると東面への大トラバースが待っていたが、2ヶ所の藪漕ぎを交えて登り気味に廻り込み、最後は一気に祓川の駐車場に滑り込んで終了。
新山北面は天候と斜面のコンディションに左右されやすい様で、4〜5月でもアイスバーンとなると右の岩交じりの大きなルンゼがいやらしく、ちょっと失敗するとただでは済まない。意外と滑っている人は少ない様だ。