村山葉山 烏帽子岩コース北面 2011.02.05


    

      村山葉山 北面のパウダー斜面

     

 山 域  村山葉山 (山形県) パウダーラ (1150mまで) 
 山行日時  2011.年2月5日(土)      
 天 候  曇り  気温 0℃ (1150m)         
 メンバー  単独    
 行 程  大鳥居6:552〜三枚平〜杉の植林地〜烏帽子岩コース〜1150m地点〜北面滑降11:50〜三枚平〜大鳥居12:10

 
【概要】

予想に反してあまりぱっとしない天候だが、山之内の大鳥居を通過して集落奥の除雪ポイントに駐車する。どうやら、スノーモービル愛好家の皆さんの為の駐車場のようだが、今日は誰もいないので駐車させて頂く。

ここ山之内は豪雪地帯で知られているが、今年は2.m以上の積雪で集落はすっかり雪に覆われている。人影はなかったが、三枚平の方向に向かってスキーとスノーシューの跡があったが、林道を300mも歩いて行くとその先はなかった。


高圧線の下を進んで放牧場へ続く林道を進み、途中から右に進んで立派な杉の植林地の中を通過し、上部の伐採跡地に飛び出してから右の尾根へトラバースして取り付く。トラバースの斜面は比較的傾斜が有り、昨日の気温上昇に伴ってブロックが落下しているので、降雪中やその直後には雪崩を警戒する必要が有る。

南面は雪がややモナカっぽくなっているが、尾根上を進んで行くとパウダーが残っていて期待ができる。昨年の同じ頃に訪れた時は深いラッセルに苦労したが、今日は雪が締まっていてくるぶし程の単独ラッセルも苦にならない。残念ながら期待した眺望は得られなかったが、風もなくて熱からず寒からずの快適な登高が続く。


三枚平の牧場を進んで行く 植林地から伐採跡地を通過する

東尾根の斜面は傾斜が強い 尾根上を行く
     
急峻な尾根を登り切った標高1000m地点で小休止を取るが、その先の尾根はガスがかかって視界は200m程度か。発達した雪庇の大きさは月山に次ぐ豪雪を物語り、南面の比較的緩い斜面もすっかり藪が雪で覆われ、素晴らしいブナ疎林帯のスキーコースが見受けられる。

しかし尾根上は予想に反して気温は高めで、アラレ模様の雪がちらついて今一つ盛り上がらい。平坦になった広い尾根上を進んで行くと次第に視界が悪くなり、風も出てきて天候が回復するような雰囲気ではない。このまま進んでもあまり楽しそうでもないので、標高1150m辺りの北斜面を選んで遊んでみる事にする。

昨年の滑った時と同じ斜面で、緩い斜面を降りて行くと次第に傾斜が出てきて、標高差120m程の斜面を沢筋まで降りてゆく。滑り始めると底はやや硬いが20cm位のパウダー斜面で、どんどん加速していって高速ターンで斜面を下りて行く。こんな低い標高でも意外と雪質は良く、何本か継続して滑るにはもってこいの斜面が多い。

残念ながら今日は気温が高くて諦めたが、南面はより急峻で広い疎林帯が続き、標高差200〜300m位のコースも楽しめるだろう。ただ、デープパウダーの場合は不安が残り、単独で滑るにはちょっと抵抗がある。

もっと視界が良ければ登高意欲も出てくるけれども、やはりこんな時一人では中々盛り上がらない。午後から田舎の屋根の雪降ろがあると言い訳をして、今日のところはさっさと下降するに限る。

下降途中で単独のスソーシューの跡が有ったが、下降コースが別だったのか姿を見る事はなかった。急峻な東尾根の上部はパウダーが楽しめてそれなりに満足な1日ではあった。

帰りに大鳥居の「おんどり蕎麦」に再び寄ってみましたが、板蕎麦(@800)は中々のお値打ち価格です。3品付いた8:2の細打ちの蕎麦はのど越しもGoodです。(大盛り@1000) 予約すれば温泉@300?も有りです。

 北斜面を見上げる    北面は適度な傾斜
     
南面は急峻な崖 途中からスノーシューのお客さんの跡
 


村山葉山 烏帽子岩コース北面 MAP