二口山塊 北面白山(1265m)




北面白山の山頂は姿を見せない



【日時】   平成17年3月13日
【山域】   二口山塊
【コース】  天童高原スキー場8:10〜北面白山11:00〜天童高原スキー場13:15
【メンバー】 単独
【天候】   風雪   気温 -8℃(山頂)

 2月に南面白山から眺めた北面白山の山容が大変気に入り、そこから続く南面白山への稜線は魅力的に見えた。山頂に伸びるすっきりした稜線と何か見栄えのする山容。今まであまり気がつかなかったが、この時期の主稜線歩きは山形方面の視界が広がり、月山、朝日、遠くには鳥海山を見渡せるなかなかのビューポイントに思える。しかし当日の朝というと毎度の週末の様に悪天候。何時まで経ったらこのサイクルが断ち切れるのか、諦め加減でも今日もまた早朝に仙台を出発する。

 天童高原スキー場は除雪作業員3名程以外にお客さんらしき人は無く、何か寂しい雰囲気の漂う個人まりとした所で、視界不良の為山頂方面には全く視界が効かない状況。少しモチベーションが低い為か出発は遅れ、8:10AMにようやく出発。リフト終点まで登ってから広いゲレンデを横切り、山頂方面のなだらかな尾根に取り付いて黙々と東方向にスキーを走らせる。北側の緩やかな広大な斜面は比較的新しい伐採跡地となっており、適度な傾斜でパウダー中毒者なら興味の湧くところ。

   
   広大な伐採跡地は適度なパウダー斜面にも見える         
中腹から天童高原スキー場を振り返る
 

 先週の物と思われるスキーのトレース跡が所々残っているが、樹林帯の尾根コースに入るとノントレースの静かな登高が続く。そのまま高度を上げて行くと突然上部から人の気配。見ると山スキー1名 スノーボダー1名 ツボ足1名という若い女性1名を含めた何か不釣合いな3人パーティで、昨日天童高原から入山し北面白山から先の稜線上でテント泊し、悪天候の為稜線歩きを諦め下山してきた模様。なにかくたびれた感じで、メンバーの一人は少しバテ気味の様子。この登山コースは距離は短いが、変化に富んでいて晴れていれば見晴らしは良さそうで、冬山登山の入門コースとしては最適に思える。今年は雪が豊富で山スキーの斜面としても都合が良く、適度に広がった尾根上の斜面はパウダー状態で嬉しい。

 山頂直下の斜面はクラストした低い潅木帯で、スキーのエッジを外すと下の沢床までサヨナラという様な斜面の為、スキーアイゼンをセットして慎重に山頂を目指す。風雪で殆ど視界の効かないが、風の強まった稜線を辿り北面白山頂に到着。予定では更に主稜線を南下して南面白山方面を目指す予定だったが、何時の間にかトーンダウンして退却を決め込み、風雪も厳しくなって来たのでシールを外しさっさと下降に取り掛かる。山頂直下の降り口で慎重に下降路の方位をコンパスで確認し、アイスバーンの斜面にエッジを効かせながら降りると樹林帯の尾根に入り、その後は少し樹木の間隔は狭いがツリーランの雰囲気が味わえる。途中2回の登り返しがあるがシールなしで乗り越えて下降すると、広い例の伐採跡地に差し掛かる。。

 適度でおいしそうな傾斜なので迷うことなく降りて行くと、堅いバーンの上に15cmほど新雪が載っており、エッジが当たってあまり快適では無いがパウダーの感触は味わえる。結局約高度差150m程滑ってから林道を20分登り返し、ゲレンデにたどり着いてから間もなく駐車場に帰着した。この日蔵王の刈田岳方面では強風が吹き荒れていた様子だったが、ここは悪天候時の押さえとしてもちょうど良いショートコースかも知れない。

   
            北面白山の山頂               伐採跡地でも1本のみのトラックはなにか心地が良い