飯豊連峰 胎内水系 頼母木川 上の小俣沢 2009.09
 
 山 域 飯豊連峰 胎内水系 頼母木川 上の小俣沢  (4級上) 
 日 時 2009年9月20日(日)〜22道日(課)
 メンバー 佐藤 鈴木 (フィエスタの谷) 荒井 坂野 遡行記録  動画
 行 程 【行程】 
20日 足の松尾根登山口6:45〜堰堤の泳ぎ7:05〜小俣沢出合1:18〜逆くの字の滝12:55〜テン場14:45
21日 テン場出発6:45〜7:07下の小俣沢7:07〜大チョックストーンの滝9:00〜上の小俣沢出合25mの大滝〜高巻き終了14:20〜テン場15:35
22日 テン場出発6:43〜15mのCS滝〜三俣8:21〜登山道10:00〜頼母木小屋10:25 11:15〜足の松尾根登山口15:30
 天 候 9月20日 晴れ 21日 晴れ 22日 曇り
 コメント 飯豊連峰では比較的に短く入門的な沢のようだが、連続するゴルジュ帯と泳ぎ・ヘツリは手ごたえも十分。幸いにもややこしい雪渓が出て来ることも無く、腕力便りの辛い高巻きや大高巻きも無く、終わってみれば楽しくも充実した遡行だった。





出発後間もなく出くわした巨大な堰堤で辛い泳ぎを強いられる



1Fは左岸から泳いで取り付きクリアーする



屈曲した2段の滝は結局手が出なくて一旦戻って右からの高巻き



水量の多さとその勢いは流石に飯豊連峰



ゴルジュ内は意外に登れる滝も多くて楽しい雰囲気



小俣沢出会いの滝は1段目を左のガリーから取り付いて高巻く



意外としっかりしたスタンスを拾ってクリアーする



お気軽ラストは快適そのもの



小俣沢出合の滝を越えると明るく開けた様子



2段20m逆くの字の滝は大放水路の様な勢い



左の弱点を突破して草付きから滝の落ち口へ



開けた明るい渓で6mの綺麗な滝が登場



右からフリクションを効かせて快適に越える




少し岩混じりだが快適なテン場で焚き火



朝一は誰でも濡れたくないが間もなく胸まで浸かる事になる



途中で雪渓が出てこなかったのが実にラッキー



日が差さないゴルジュ帯でのヘツリはこの時期辛い



下の小俣沢手前に出てくる枝沢を通過する



最初は下の小俣沢を間違えてしまった枝沢



釣りには良さそうな渓相だが魚の姿は見えないのが残念



下の小俣沢出会いは意外と狭い20mの滝



右からの高巻きは楽勝での通過



右壁に残置ハーケンがあってルートを示している



ハーケンを1本打ってクライムダウンの後右壁を登る



逆層のスラブをフリクションで越えてクリアー



日が当たってくると暑からず寒からずの快適コンディション



巨岩の滝が出てきてショルダーで越える



下流を振り返るとこんな様子



この滝も右から容易に通過



足の松尾根からも良く見える大チョックストーン状の滝



チョックストーンの滝はハーケン1本で右から突破



左の壁に斜上バンドがあってロープを伸ばす



フリクションを効かせてフックスロ^プを辿る



最後の流心はフリクションで越える



後続はユマール&プルージックで快適に通過



次第に開けてゴーロ帯となる



こ大きく開けたゴーロ帯を詰めて行く



遊ぶには手ごろなゲレンデだが・・・



流石に飯豊らしいスケールの大きさ



上の小俣沢出会いまではゴーロ帯を登ると間もなく到着する



上の小俣沢出合いの要塞のような25mの滝



滝の100m先から3Pロープを伸ばし、最後は35mの懸垂で沢床へ降りる



8mヒョングリの滝を右からロープを延ばす



フィックスロープをたどってどんどん登る



次第に開けてきてテン場探し



ビバークには申し分ないローケーション



焚き火と酒は沢屋にとっては必須のアイテム



源頭の雰囲気に近づいて何か開放的



ラバーソールの佐藤さんも快調な様子



15mの滝を越えれば核心部は終了となる



正面突破の見込みは無いので右から草付きを高巻く



45mロープを伸ばして滝の落ち口にたどり着く



15mの滝を見下ろすとこんな感じ



3〜6mの滝が出てくるが殆ど 直登可能



雨がパラついてくるが余り寒さは感じない



7mのナメ滝を通過の後主稜線を目指して高度を上げる



岩が黒くヌメッて来るとラバーソール組にはちょっと辛いかも



草付きを登り詰めると藪漕ぎ無しで登山道へ



がんばり通した鈴木さんも見事に完登



足の松尾根から小俣沢を見下ろす



苦労して越えた大チョクストーン状の滝が見える